ドレイモンド・グリーンが新人ビクター・ウェンバンヤマへの評価を改め「最優秀守備選手になるべき」

サンアントニオ・スパーズのビクター・ウェンバンヤマは、新人ながらエースとして攻守においてチームを牽引してきた。辛口で知られるゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンも、目覚ましい活躍を見せる20歳に対する評価を改めている。 身長224cm・体重95kgのフランス出身ウェンバンヤマは、2023年のNBAドラフト全体1位指名でスパーズ入り。1年目から67試合に出場して平均21.2得点、10.5リバウンド(リーグ12位)、3.7アシスト、1.3スティール(リーグ17位)、3.5ブロック(リーグ1位)を記録。特に、ブロックは2位のブルック・ロペス(ミルウォーキー・バックス/2.4本)に大差をつける圧巻ぶりだ。 スパーズは昨年11~12月に泥沼の18連敗を喫するなど、18勝58敗でウェスト最下位に沈んでいるが、ウェンバンヤマがチームに与える影響力は大きく、新人王の有力候補にも挙がっている。 そのなかでグリーンは今年3月、自身のポッドキャスト番組『The Draymond Green Show』でウェンバンヤマについて、「ウェンビー(ウェンバンヤマの愛称)はスティールでリーグ12位、ブロックで1位。これは素晴らしい数字だ。リーグ24位の守備のチームでプレイしている選手に最優秀選手賞を与えることはできないと思う」と、厳しい見解を示していた。 しかし、2016-17シーズンにスティール王、オールディフェンシブ1stチーム選出、最優秀守備選手賞を受賞したグリーンは約1か月の時を経て、ウェンバンヤマへの評価を改めている。 「俺は嘘をついた。ウェンビーはディフェンス面が素晴らしい。最優秀守備選手になるべきだ。オフ・ザ・ボール、オン・ザ・ボールのどちらでも、ディフェンスでゲームに与える影響は大きい」 今季に関して言えば、過去に3回の最優秀守備選手賞受賞を誇るルディ・ゴベア(ミネソタ・ティンバーウルブズ)が有力視されているが、どのような結果になるだろうか。

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