ゴールデンステイト・ウォリアーズのクレイ・トンプソンは、契約最終年の今季終了後に無制限フリーエージェント(FA)となる。2011年のNBA入りからウォリアーズ一筋で過ごしてきたなか、関心を示しているチームはあるというが、移籍が実現する可能性は低いと考えられているようだ。 トンプソンはNBA13年目の今季、59試合に出場(うち先発51試合)して平均17.0得点、3.4リバウンド、2.2アシスト、フィールドゴール成功率42.2%、3ポイント成功率37.9%をマーク。シーズン序盤にスランプに苦しんだ影響で、フィールドゴール成功率と3ポイント成功率は自己ワーストを更新する勢いだ。 日本時間2月16日(現地15日)のユタ・ジャズ戦でシックスマンに配置転換された34歳トンプソンの今季年俸は4300万ドル(約63億6000万円)。シーズン終了後には無制限FAとなるなかで、トンプソンは役割を問わず残留を希望し、ウォリアーズのジョー・レイコブ・オーナーとフロントも再契約を第一に考えているとされる。 『Hoopshype』のマイケル・スコット記者は、ウォリアーズ以外のチームに在籍する幹部8人にアンケートを実施。その結果、トンプソンがウォリアーズから移籍することを期待している者は誰1人おらず、3人が年俸1800~2000万ドル(約26億5000万円~29億4000万円)、ほか5人が年俸2000~2500万ドル(約29億4000万円~36億7000万円)と予想したという。年数は大黒柱のステフィン・カリーの契約が残っている2年間を目指すのが濃厚のようだ。 「私は年俸1800~2000万ドルだと考えているが、彼がそれを受け入れるかは分からない。すべてのオファーが同条件なら、ゴールデンステイトに戻るだろう。ステフ(カリー)との関係や、1つの場所でプレイできることは彼にとって重要な気がする」 オーランド・マジックや他のチームがトンプソンに関心を持っているとされるが、この条件を上回るチームはない模様。トンプソンにとってウォリアーズが安住の地となる可能性は高そうだ。