ニューオーリンズ・ペリカンズのザイオン・ウィリアムソンはNBA5年目の今季、大怪我なくここまでのシーズンを過ごしている。もっとも、2019年のドラフトで全体1位指名を受けたポテンシャルを考えれば、NBAの舞台で期待に応えられているとは言い難い。名物コメンテーターのスティーブン・A・スミス氏が批判的な発言をすると、チームもSNSで“反撃”に出ている。 ウィリアムソンは5年目の今季、45試合に出場して平均22.5得点、5.4リバウンド、4.9アシスト、フィールドゴール成功率58.5%をマーク。1試合の平均ペイント内得点(17.5点)はリーグ2位、平均22得点+フィールドゴール成功率58%以上をクリアしている3人のうちの1人に名を連ねるなど、ウェスト5位(34勝22敗)につけるチームを牽引する。 それでも、これまでNBAで出場した試合は159試合にとどまり、2021-22シーズンは全休、ルーキーイヤーや昨季もシーズンの大半を欠場している。“ネクスト・レブロン”とまで言われた才能を完全に発揮できていないのは一目瞭然だが、その要因の1つに何度も挙げられてきたのがオーバーウェイトだ。 現在の公称は129kgだが、契約の中に体重超過によるペナルティの条項も盛り込まれているとされるなど、コンディション維持に苦労してきた。名物コメンテーターのA・スミス氏は昨年12月に「フリースローレーンに行った時にお腹が見えた。たるんでいた」とウィリアムソンに関して指摘していたが、再び『ESPN』の番組『Get UP!』で若き23歳に牙を向けた。 「ザイオン・ウィリアムソンについては、プレイに関してではなく、どれだけハンバーガーを食べているかだ。果たして、身体をシェプしようとしているのか。マクドナルドを食べ続け、シェフたちが自分のレストランに招待してくれるのを望んでいるのではないか。彼が証明しなければいけないのは、バスケットボールに打ち込み、シェイプアップしているということだ」 これを受けて、所属チームのペリカンズは公式X(旧ツイッター)に、A・スミス氏がウィンストン・セーラム州立大に所属していた4年生時の1990-91シーズンに平均1.5得点、1.0アシストという平凡な成績だったことを記す画像や、シュートアラウンドで3ポイントシュートを狙うもリングに届かずエアボールに終わる映像を投稿。“応戦”した様子が現地メディアでも注目を集めている。