日本時間1月24日(同23日)、USAバスケットボールは2024年の男子アメリカ代表メンバー41名を発表した。レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)やステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)など近年代表に参加していなかったもののパリ五輪出場に前向きと言われているトップスターや、チェット・ホルムグレン(オクラホマシティ・サンダー)やパオロ・バンケロ(オーランド・マジック)といった注目の若手など、多様な選手が名を連ねている。 しかしそのリストには、2016年のリオ五輪、2021年の東京五輪と2大会連続で代表入りしていたドレイモンド・グリーン(ウォリアーズ)の名は無かった。その理由を、男子代表のマネージングディレクターのグラント・ヒルが明かしている。『ESPN』のブライアン・ウィンドホースト記者が伝えた。 「彼の貢献は極めて重要で、彼の優秀さはこの組織の歴史に名を残すものだ。しかし、今年起こったことを考慮し、現時点ではリストに含めないという決断を下した」 今季グリーンは試合中にミネソタ・ティンバーウルブズのルディ・ゴベア、フェニックス・サンズのユスフ・ヌルキッチを殴り、それぞれ出場停止処分を科されていた。現在はコートに復帰しているものの、そうしたトラブルから今回はリスト入りを見送ったという。 ヒルは出場停止処分後もカウンセリングや面談を継続的に行なっているというグリーンを念頭に、「彼がコート内外で取り組んでいることに対して我々は理解し、敬意と配慮を払っている。そのためUSAバスケットボールとしては、彼が必要なことに専念する上で夏にプレイさせることは最善ではないと判断した」と説明している。