NBAの2023-24シーズンは開幕から約1か月半が経過したなかで、『NBA.com』のマイケル・C・ライト記者が“MVP査定”を公開。昨季初のシーズンMVPに輝いたジョエル・エンビード(フィラデルフィア・76ers)がトップに立った。 リーグトップの平均33.1得点と3年連続の得点王を視野に入れるエンビードは体調不良で2試合を欠場したが、日本時間12月7日(現地6日)のワシントン・ウィザーズ戦で今季自己最多の50得点(フィールドゴール19/29、3ポイント1/2、フリースロー11/13)をマーク。出場した試合では6試合連続で30得点以上を挙げている。 2位は1ランク後退のニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)。それでも総得点、総リバウンド、総アシストでリーグ1位に立ち、過去5試合のうち、2試合でターンオーバーなしでの30得点以上のトリプルダブルを達成。過去40年間でほかにいない複数回達成とハイレベルなパフォーマンスを続けている。 前回3位タイのシェイ・ギルジャス・アレクサンダー(オクラホマシティ・サンダー)が単独3位。今季30得点以上は早くも13回を数えるなど平均30.1得点を叩き出しているが、ライト記者は「派手なオフェンスの数字に目が行きがちだが、守備でも大きな影響を与えている」と、キャリア初の2試合連続5スティール以上を高く評価している 3位タイから4位となったのがルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)だ。もっとも、12月7日のユタ・ジャズ戦で前半だけで29得点、10リバウンド、10アシストのトリプルダブルを達成。ラリー・バード(59回/元ボストン・セルティックス)を抜いて通算トリプルダブル回数は歴代9位の60回目到達とオールラウンダーぶりを誇示している。 5位のヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)は、12月8日のインディアナ・ペイサーズ戦で今季10回目の30得点、10リバウンド以上。5試合連続で120失点以上のチームの守備を牽引できるか、今後の注目ポイントとなる。 そのほか、6位にタイリース・ハリバートン(インディアナ・ペイサーズ/前回6位)、7位にジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス/前回7位)、8位にケビン・デュラント(フェニックス・サンズ/前回8位)、9位にレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ/前回10位)、10位にデビン・ブッカー(フェニックス・サンズ/前回ランク外)がランクインした。