ロサンゼルス・クリッパーズは今季、シーズン開幕後に大物スターのジェームズ・ハーデンを獲得したが、補強後にいまだ勝利を掴めていない。連敗ストップに向けて、チームはラッセル・ウェストブルックをシックスマンに転向させる見込みだという。『ESPN』のオーム・ヤングミスク記者が伝えた。 クリッパーズは開幕4試合で3勝1敗と上々のスタートを切ったかに思われたが、日本時間11月2日(現地1日)にフィラデルフィア・76ers、オクラホマシティ・サンダーとの3チーム間トレードで、噂されていたハーデンを獲得。カワイ・レナード、ポール・ジョージ、ラッセル・ウェストブルックとの強力ユニットを完成させた。 しかし、ハーデンの初出場となった11月7日(同6日)のニューヨーク・ニックス戦からチームはまさかの5連敗。ウエスト12位(3勝7敗)に沈んでおり、11月18日(同17日)のヒューストン・ロケッツ戦で連敗ストップに向けてラインナップ変更を行うようだ。 タロン・ルーHC(ヘッドコーチ)は現在、ウェストブルック、ハーデン、ジョージ、レナード、イビツァ・ズバッツの5人でスタメンを固定しているが、スモールラインナップは機能しているとは言い難い状況。ヤングミスク記者によれば、関係者はウェストブルックがコーチングスタッフとベンチスタート起用について話し合ったと認めているという。 11月15日のデンバー・ナゲッツ戦に敗れる前、ルーHCはウェストブルックのセカンドユニット起用を検討していないとしていたが、「彼の役割は毎晩違うかもしれない。でも、我々は毎試合彼のリーダーシップ、フロアでの情熱を必要としている。彼もそれを理解しているし、我々は常に話し合っている」とも語っていた。 昨季レイカーズでシックスマンを務めた経験を持つウェストブルック。今季は10試合すべてで先発出場して平均14.0得点、7.0リバウンド、5.7アシスト、1.9スティールを記録していたなか、配置展開で悪い流れを断ち切り、チームを救えるだろうか。