ヨキッチのプレイは「美しい」 名将リバースが2020年の“覚醒”を回想「オーバーウェイトのバーテンダーが…」

デンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチは、NBA8年目の昨季に念願のリーグ優勝とファイナルMVP受賞を果たした。今や押しも押されもせぬスーパースターだが、名将ドック・リバースは、2019-20シーズンに飛躍の予感を感じたと当時を振り返っている。 2014年のドラフト2巡目全体41位でNBA入りしたヨキッチは、4年目の18-19シーズンに初めて平均20得点、10リバウンドをクリアしてオールスター出場を果たすと、20-21シーズンには平均26.4得点(10.8リバウンド、8.3アシスト)と成績を伸ばしてシーズンMVPを初受賞。翌シーズンも平均27.1得点、13.8リバウンド、7.9アシストで史上13人目となる2年連続MVPの偉業を成し遂げた。 平均24.5得点、11.8リバウンド、9.8アシストと平均トリプルダブル級の成績を残した昨季は惜しくも3年連続MVPこそ逃したが、ナゲッツを初のリーグ優勝に導き、ファイナルMVPを受賞。新シーズンも大黒柱としてナゲッツを牽引する。 2013~20年までロサンゼルス・クリッパーズを率いていたリバース元HC(ヘッドコーチ)はスポーツショートーク番組『Dan Patrick Show』に出演した際、2019-20シーズンにナゲッツと対戦したカンファレンス準決勝を回想。クリッパーズはシリーズ3勝1敗と先に王手をかけながらまさかの3連敗で敗退を喫したが、ヨキッチは第5戦で22得点、14リバウンド、第6戦で34得点、14リバウンド、第7戦で16得点、22リバウンド、13アシストのトリプルダブルと八面六腑の活躍を見せ、リバース元HCは「3、4年前にも言ったけど、当時のヨキッチの身体は今ほど絞られてはいなかった。『この大きい、オーバーウェイトのバーテンダーが私たちを打ち負かそうとしている』と思った」と振り返った。 「見た目はそんな感じだけど、プレイは本当に美しかった。パスやシュート、そのすべてがね。ショットメイク能力は十分に発揮されていない。3ポイントを決められるし、ポストムーブも素晴らしい。ペイント内での相手にコンタクトしてからのフリップショットもね。ただ、そこだけにフォーカスしていると、彼のゲームの最高の部分であるパスを忘れてしまう。ヨキッチはマジック・ジョンソンのようなタイプの1人で、コート上の味方全員、そしてチームをすぐさまステップアップさせられる」 ポイントセンターとして確固たる地位を築くヨキッチ。そのスタイルと存在は、唯一無二と言っても過言ではないだろう。

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