ミルウォーキー・バックスは、日本時間10月27日(現地26日)にホームで行われたフィラデルフィア・76ers(以下シクサーズ)との開幕戦で118-117と勝利。今季から加入したデイミアン・リラードは39得点を叩き出し、充実の表情を覗かせた。『ESPN』のジャマル・コリアー記者が伝えている。 今年9月、11年間を過ごしたポートランド・トレイルブレイザーズを離れ、3チーム間トレードでバックスに加入したリラード。昨季自己ベストの平均32.2得点を記録したリーグ屈指のスコアラーは、開幕戦でしっかりとスターターに名を連ねた。 シクサーズ戦はチーム最多の37分間プレイして、両チームトップの39得点(フィールドゴール9/20、3ポイント4/12、フリースロー17/17)、8リバウンド、4アシストを記録して勝利に貢献。39得点は所属選手のフランチャイズ初戦としては最多、第4クォーターにはチームのラスト11得点を挙げる活躍ぶりだった。 大黒柱のヤニス・アデトクンボは「今日の彼は信じられなかった」と舌を巻いたが、リラード本人は「自分が何を期待されているか理解してここに来た。俺は自分のやるべきことをやる。ここには勝つために来たんだ」と冷静に語った。 バックスを率いるエイドリアン・グリフィンHC(ヘッドコーチ)は、「デイムはデイムだ。本当にスマートなプレイをした。デイムとアデトクンボはお互いに補い合っていた。これからもっと良くなっていくだろう。まだ1試合だ。ケミストリーを構築するには時間がかかる。これから何が起こるのか、その予兆を見せることができた」と、リラードを加えた新たな陣容に自身を覗かせていた。