2023年のNBAドラフトでサンアントニオ・スパーズから全体1位指名を受けたビクター・ウェンバンヤマが、2024年に母国フランス・パリで開催されるオリンピックへの出場意思を明かした。ウェンバンヤマは『L'equipe』の取材で、「オリンピックで良い成績を残せれば素晴らしい。自分はオリンピックに出場し、金メダル以外は狙わない」と語っている。 ウェンバンヤマは昨夏に開催されたFIBAワールドカップは欠場。大会前には優勝候補にも挙げられていたフランスだったが、1次ラウンドで敗退してしまった。二コラ・バトゥーム(ロサンゼルス・クリッパーズ)は、「恥ずかしい」と振り返っている。 ウェンバンヤマも「ワールドカップの結果には失望している」と認めつつ、自身が不在だったためチームの良し悪しは判断できないと語っている。 ウェンバンヤマが加わればフランスにとって心強いことは間違いないが、4位に甘んじたアメリカもレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)やステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、ケビン・デュラント(フェニックス・サンズ)などが出場に前向きと言われている。 オリンピックはFIBAワールドカップと比較して各国ともにベストメンバーを組む傾向があるなか、ウェンバンヤマは母国開催のオリンピックでフランスを頂点に導くことができるか。