サンアントニオ・スパーズのビクター・ウェンバンヤマが、サマーリーグの残り試合を欠場するようだ。『AP通信』のティム・レイノルズ記者が報じている。 ウェンバンヤマは2試合で合計54分出場し、36点、20リバウンド、8ブロック、3アシストを記録。日本時間7月10日(現地9日)に行なわれた2戦目のポートランド・トレイルブレイザーズ戦では、27点、12リバウンド、3ブロックと活躍し、強烈なインパクトを残した。 母国フランスのリーグで活躍後、短期間でアメリカへやって来たウェンバンヤマがサマーリーグ序盤戦のみの出場になることは、早い段階で予想されていた。ブレイザーズ戦後、本人は「これからの数か月がどのようなものになるのか、スパーズと話し合うつもりだ。いつ休暇に入って、いつワークアウトを再開するのか、サンアントニオか他のどこかで練習をするのか。僕の人生を変えるような素晴らしい2、3か月が待っているんだ」とコメントしており、まずは休暇を取ることが予想されている。 直近1か月はNBAドラフト、ラスベガスでの数々のイベントなどコート外の活動も多かった。ウェンバンヤマは「人生において特別な瞬間であることは分かっているけど、正直終わってよかった。ただバスケットボールがしたい。それが僕の人生だから」と吐露している。 今後ウェンバンヤマは心身ともにリフレッシュし、トレーニングキャンプに備えることになる。カリーム・アブドゥル・ジャバーやジェリー・ウェストと言ったレジェンドも絶賛した逸材の、本格的なデビューに向けて期待は高まる一方だ。