6月27日、日本バスケットボール協会(以下JBA)はロサンゼルス・レイカーズの八村塁が今夏行なわれるFIBAワールドカップを欠場すると発表した。JBAは、八村、所属事務所と協議を続けてきたが、「NBAの来季契約、コンディショニング等の課題を総合的に勘案したうえで本人の意向を受入れ、今夏の日本代表活動への招集を見送ることとした」と発表している。 八村は今回の欠場に関して以下のコメントを発表している。 「このたびは今年のFIBAワールドカップを欠場する決断をさせていただきました。ワールドカップを楽しみにしていてくれていたファンの皆様にはこのようなご報告になってしまい申し訳ありません。 とても難しい判断でしたが、昨シーズンと長いプレイオフ戦を終え、これから初めてのフリーエージェンシーに備えて今後の自分のNBAキャリアを優先し考慮させていただき、このように判断いたしました。また、来シーズンに向けてこの夏はトレーニングに集中し、体のコンディションを整えさせていただきます。 関係各所の皆様、JBAの皆様、トム・ホーバスHCには今回僕の決断を理解していただき大変感謝しています。バスケ日本代表チームメイトの活躍を祈るとともに、一番のサポーターとして応援させていただきます」 また、トム・ホーバスHC(ヘッドコーチ)は、「沖縄で開催されるワールドカップを、能力や存在感のある八村選手と一緒に戦えないことは非常に残念です。八村選手がNBAで活躍し続け、そして来年のパリオリンピックでは一緒に戦えることを心より願っています」とのコメントを発表している。 今後日本代表はチャイニーズタイペイ、ニュージーランド、アンゴラ、フランス、スロベニア、韓国(遠征)と強化試合を実施し、8月25日から9月10日にかけて行なわれるワールドカップ本番に臨む。