日本時間6月23日(現地22日)に行なわれたNBAドラフト2023で、ビクター・ウェンバンヤマがサンアントニオ・スパーズから全体1位指名を受けた。223㎝の19歳は、指名を受けた後の会見で「言葉では言い表せない。恐らく人生最高の夜だ。長い間この瞬間を夢見てきた。夢が叶ったんだ。信じられないよ」と喜びを明かしている。 アダム・シルバー・コミッショナーが冒頭の挨拶をしてから、スパーズの指名を正式に発表するまで5分あった。その時間をウェンバンヤマは、人生において「最も長い5分間」 と表現した。 スパーズの本拠地AT&Tセンターでは、ウェンバンヤマが指名された映像が流れるとファンが盛り上がった。ウェンバンヤマは、「彼らには、100%を尽くすと伝えたい。このフランチャイズを勝利に導き、フランチャイズ、ファン、コミュニティに影響を与えるために、全力を尽くす」と誓っている。 ドラフト1位指名選手としては2002年のヤオ・ミン(元ヒューストン・ロケッツ/229㎝)に次ぐ史上2番目の高さで、大学を経験していないのは2006年のアンドレア・バルニャーニ(元トロント・ラプターズほか)以来となる。 なお、スパーズからドラフト1位指名を受けたデイビッド・ロビンソンとティム・ダンカンは、いずれも1年目からオールスター選出と新人王獲得という偉業を成し遂げている。注目度では2人に勝るとも劣らないウェンバンヤマは、1年目から結果を残せるか。