シャーロット・ホーネッツは日本時間6月17日(現地16日)、オーナーを務める元NBA選手のマイケル・ジョーダンが保有する過半数の株式を売却することで合意したと発表した。『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によれば、売却額は30億ドル(約4255億円)になるという。 現役時代にシカゴ・ブルズで1991~93年、96~98年に3連覇を果たすなど、“神様”としてリーグを牽引。現役引退後、2006年にシャーロット・ボブキャッツ(現ホーネッツ)の共同オーナーの1人になった。そして、10年にはチームを2億7500万ドル(約390億円)で買収し、元選手としてはNBA史上初の筆頭オーナーに就任した。 オーナーとして13年目の今季、ホーネッツは27勝55敗でイースト14位に低迷。ジョーダンは、ヘッジファンド運営会社「メルビン・キャピタル・マネジメント」を率いるゲイブ・プロトキン氏とリック・シュナル氏が主導するグループと、保有する過半数の株式を売却することで合意し、13年間のオーナー体制に幕を下ろすことを決断したという。 プロトキン氏は2019年にホーネッツの少数株式を保有。同年からNBA理事会の代替理事を務めてきた。一方、投資会社「クレイトン・ダビリアー・ライス」の共同社長であるシュナル氏は、アトランタ・ホークスの重要な小株主。ホークスの株式の売却を進めており、今後数週間で完了する見込みだとされている。 今回の売却手続きにはNBAの承認が必要。ジョーダンは6月23日(同22日)のNBAドラフト、7月2日(同1日)のフリーエージェント交渉解禁まで現在の役割を続け、今後も一部の株を保有してチーム運営に携わる。