無制限FAの渡邊雄太にウォリアーズが関心か ユーティリティー性と“リーズナブルさ”を米記者評価

ブルックリン・ネッツの渡邊雄太は、今夏に無制限フリーエージェント(FA)となる。キャリアベストと言っていいシーズンを過ごしたなかで、新天地の行方が注目されるが、『Bleacher Report』のザック・バックリー記者は、2022年のNBA王者であるゴールデンステイト・ウォリアーズの名前を挙げている。 2018年夏、ネッツの一員としてNBAサマーリーグに参加し、その後にメンフィス・グリズリーズと2WAY契約を結び、NBA選手としてのキャリアをスタートさせた渡邊。グリズリーズ、トロント・ラプターズでそれぞれ2年間を過ごし、昨夏に1年180万ドル(約2億5000万円)のノンギャランティ契約でネッツに加入した。 今季はシーズン途中まで在籍したケビン・デュラント(フェニックス・サンズ)やカイリー・アービング(ダラス・マーベリックス)といったスター選手とも共闘し、一時は3ポイント成功率でリーグトップに立つこともあった。 最終的に渡邊はレギュラーシーズンで自己最多の58試合に出場し、平均5.6得点、2.4リバウンド、0.8アシスト、0.4スティール、0.3ブロック、フィールドゴール成功率49.1%、3ポイント成功率44.4%(規定数不足ながらリーグ4位相当)を記録した。 オフに無制限FAとなるなかで、ステフィン・カリーやクレイ・トンプソンなどスター選手を擁し、高額のラグジュアリータックス(贅沢税)を支払っているウォリアーズが渡邊に関心を示す可能性があるという。 「ウォリアーズは新労使協定の制限を考慮してコスト削減を検討している可能性がある。外部の選手を獲得するために費やせる資金は最小限かもしれない。そうなれば、選手層を保つためには苦労することになるが、もしかしたら渡邊雄太のような掘り出し物を密かに獲得できるかもしれない。エネルギッシュなディフェンス、トランジション攻撃、3ポイント成功率44.4%(コーナーからの3ポイント成功率は驚異的な51.4%)で一貫して存在感を示した」 NBA6年目を迎える2023-24シーズン、渡邊はどのチームでプレイすることになるだろうか。

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