ダラス・マーベリックスは日本時間4月15日(現地14日)、ドラフト1巡目指名権キープのために、意図的に主力選手を休ませたとして、NBAから75万ドル(約1億円)の罰金処分を受けた。『ESPN』のティム・マクマホン記者が伝えた。 マーベリックスはプレイイン・トーナメント圏外の11位で4月8日(同7日)のシカゴ・ブルズ戦を迎えた。エースのルカ・ドンチッチこそ第1クォーターにフル出場したが、第2クォーター早々にベンチに下がってその後はコートに立たず、カイリー・アービング、ティム・ハーダウェイJr.、ジョシュ・グリーン、クリスチャン・ウッド、マキシ・クレーバーらは欠場。ポストシーズン進出に一縷の望みが残っていたなかで112-115で敗れ、4年ぶりにプレイオフ進出を逃した。 ジェイソン・キッドHC(ヘッドコーチ)はマーク・キューバン・オーナーとニコ・ハリソンGM(ゼネラルマネージャー)の意向も踏まえた「組織的な決定」と説明していたが、NBAは翌日から調査を開始。ドラフト1巡目指名権を確保するために主力選手を欠場させ、故意に負ける行為が認定された。 「ダラス・マーベリックスが先週の金曜日のシカゴ・ブルズ戦で主要選手の出場を制限するという決断を下し、我々のスポーツの高潔性を損なわせた。マーベリックスの行為はファンやリーグを失望させるものだった」 キューバン・オーナーは2017、18年にもタンキングに相当する行為を行っていたと発言してNBAから罰金を科された経緯があったことも、調査に影響したかもしれない。