先日の大型トレードでブルックリン・ネッツからフェニックス・サンズへ移籍したケビン・デュラントは、怪我の影響で試合には出場していないものの新たなチームメイトらと交流を深めているようだ。歴代でも屈指のスコアラーが与える影響は絶大で、デビン・ブッカーも刺激を得ているという。『ESPN』のニック・フリーデル記者がブッカーの言葉を紹介している。 「言葉では言い表せないね。オールスターブレイク後に、実際に練習で対戦する機会が待ち遠しいよ。ケブとはオリンピックでチームメイトになった時以来、それができていなかったから」 ブッカーとデュラントは2021年の東京オリンピックでチームメイトの関係にあった。その時からブッカーは、デュラントのバスケットボールに対する姿勢と自身の周囲にいる選手から最高のものを引き出す力に注目していた。 そんなデュラントがサンズを選んだことについて、低迷時からチームを支えてきたブッカーは「リーグが注目するようなチームを作った」と殊の外喜びを示した。 「おそらく4、5年前までのサンズはNBAの笑いものだったけど、そんなチームを素早く優勝候補にまで押し上げられたことに大きな誇りを持っている。ケブがここに来たいと思ってくれたのは、自分たちがこれまでやってきたことへの敬意の表れだ。まだやるべきことはあるけど、自分たちは正しい方向に進んでいる」 現在ウェスト4位に位置するサンズだが、13位レイカーズとは5ゲーム差しかなく終盤戦まで順位の変動がありそうな様相を呈している。そんななかでデュラントを獲得したサンズは、2021年以来のNBAファイナル進出へ向けて勢いを加速できるだろうか。