NBAで選手、コーチとして活躍したポール・サイラスが逝去 享年79歳

日本時間12月11日(現地10日)、かつてNBAで選手・コーチとして長らく活躍したポール・サイラスが79歳で永眠したことを、ヒューストン・ロケッツを通して遺族が明かした。息子スティーブンはロケッツでヘッドコーチを務めている。 サイラスは1964年から1980年まで選手として活躍し、ボストン・セルティックスに在籍していた1974年と1976年、シアトル・スーパーソニックスに在籍してた1979年に優勝を経験している。引退後はコーチに転身。1980年から1980年から2012年まで(2005-06シーズンから5シーズンは『ESPN』の解説を務める)は、複数のチームでアシスタントコーチとヘッドコーチを歴任してきた。HCとしては通算875試合を指揮して387勝488敗を記録。クリーブランド・キャバリアーズを指揮した2003-04シーズンには、当時NBAデビューを果たしたレブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)をコーチしている。 かつてシャーロット・ボブキャッツ(現ホーネッツ)を指揮していたこともあり、同チームのオーナーであるマイケル・ジョーダンは、「彼は我々のゲームで最も偉大な人物の一人」とコメントを発表している。 NBAのアダム・シルバー・コミッショナーも、「ポールの永続的な試合への貢献は、彼の息子であるロケッツのヘッドコーチ、スティーブン・サイラスを含む、彼がインスピレーションを与えた多くの選手やコーチを通して見られる。ポールの家族に深い哀悼の意を表する」と声明を発表した。

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