ジェームズ・ハーデン、チームが復調気配も油断なし「勝っているからと言ってすべてがいいわけじゃない」

フィラデルフィア・76ers(以下シクサーズ)は開幕3連敗と苦しいスタートを切ったが、徐々に巻き返している。所属2年目のジェームズ・ハーデンは慢心せず、さらなるステップアップを誓っている。『Sports Illustrated』のジャスティン・グロッソ記者が伝えた。 ジョエル・エンビード、ハーデン、タイリース・マクシー、トバイアス・ハリスと実力者を揃えるシクサーズだが、開幕戦で昨季NBAファイナルに進んだボストン・セルティックスに敗れると、続くミルウォーキー・バックス、サンアントニオ・スパーズにも競り負け、開幕3連敗を喫した。 しかし、その後10月25日(現地24日)のインディアナ・ペイサーズ戦で120-106と初勝利を挙げ、さらに10月29日(同28日)のトロント・ラプターズ戦から今季初の3連勝。勝率を5割に戻した。もっとも、イーストはバックスが無傷の7連勝、クリーブランド・キャバリアーズも好調をキープしており、シクサーズとしては今後さらにギアを上げていく必要がある。 開幕3連敗で“期待外れのチーム”にも挙げられたシクサーズだが、開幕8試合で平均21.8得点、7.3リバウンド。10.0アシストを記録したハーデンは「俺たちはアジャストの最中だと言い聞かせている」と述べ、冷静に現状を受け止めている。 「俺たちは常に、自分たちがどれだけいいプレーをできるかを考えている。試合に勝っているからといってすべてが素晴らしいわけではない。そのなかで、チームとしては守備を改善し続けている。攻撃面では自分たちのスペースを知っているし、それぞれのポジションで何をしようとしているのかも分かる。結果が大事だが、今は悪くない気分だ」 11月3日(同2日)のワシントン・ウィザーズ戦はエンビードを欠いたこともあって敗れたが、これから安定した戦いを続けられるか、シクサーズにとって重要なポイントになりそうだ。

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