日本時間10月29日(現地28日)、サンアントニオ・スパーズは2021年のドラフト1巡目全体12位で指名したジョシュア・プリモをウェイブしたことを発表した。 スパーズは、11日(同10日)にプリモの3年目となる2023-24シーズンの契約オプションを行使したばかりだった。それだけに、多くを驚かせた今回の決断について、スパーズ・スポーツ&エンターテインメントのCEOであるRC・ビュフォードは「長期的に見て、この決断が組織とジョシュアの双方にとって最善になることを願っています」とコメントしている。 ウェイブに至った理由についてはチーム側からは明かされなかったが、その後プリモ本人が『ESPN』を通して声明を発表。メンタルヘルスの問題を抱えていることを明かした。 「今日の発表で皆さんを驚かせてしまったと思います。これまで私は過去に患ったトラウマに対処するべく助けを求めてきましたが、より本格的にメンタルヘルスの治療に時間をかけることにしました。同じような境遇にある人を助けるため、いつかこのことについて話せるようになれればと思っています。現時点ではプライバシーを尊重していただけると助かります」 昨季リーグで最も若い選手(シーズン開幕時18歳)だったプリモは、50試合(先発16試合)で平均5.8点、2.3リバウンド、1.6アシストを記録した。2年目の今季はウェイブされるまでに4試合でプレイ。平均7.0点、3.3リバウンド、4.5アシストの活躍を披露していた。