ボストン・セルティックスのジェイソン・テイタムは2022-23シーズン、好調なスタートを切っている。昨季NBAファイナル敗退という悔しさを味わったなかで、“肉体改造”に着手したことが功を奏しているようだ。 テイタムは昨季、76試合に出場してキャリアハイの平均26.9得点、8.0リバウンド、4.4アシストを記録し、3年連続でオールスターに出場。プレイオフではブルックリン・ネッツ、ミルウォーキー・バックス、マイアミ・ヒートと倒して自身初のNBAファイナルに辿り着いた。 しかし、ファイナルでは平均21.5得点、ターンオーバー3.8回、フィールドゴール成功率36.7%とプレイの精度が落ち、ゴールデンステイト・ウォリアーズにシリーズ成績2勝4敗で涙をのんだ。 迎えた6年目の今季は開幕4試合でリーグ5位タイの平均32.5得点、8.3リバウンド、3.5アシスト、フィールドゴール成功率55.6%と絶好調。チームも3勝1敗のスタートを切った。テイタムは『In Depth with Graham Bensinger's』に出演した際、「ファイナルで結果(敗退)を変えたいと思っている」と、オフから食事制限による肉体改造に取り組んだことが、好プレイにつながっていると語った。 「これまでダイエットをしたことはなかった。でも、しっかり食べながら、脂肪の割合を減らして、筋肉を作り上げていこうと思った。今では1日3食を作ってくれるシェフがいる。もう揚げ物は食べない。変えるのは難しいことではないよ。だって、プレイが向上することが分かっているからね」 テイタムはまだ24歳。今後どこまで成長を続けていくか、期待は高まるばかりだ。