カイリー・アービングが同僚デュラントのトレード要求の影響に言及 「絆を深められた」

ブルックリン・ネッツは、今夏にエースのケビン・デュラントがチームにトレードを要求して大きく揺れた。結局、残留して2022-23シーズンに突入したが、相棒のカイリー・アービングは、トレード要求により結果的にチームは一致団結できたと考えているようだ。 今夏のFA(フリーエージェント)市場が開く直前、デュラントがネッツにトレードを要求したとして、注目を集めた。プレイヤーオプションのため、退団の可能性が指摘されていたアービングを含めて、最終的に2枚看板の流出は避けられたが、デュラントの行為はリーグOBからも身勝手として批判対象となる局面が多かった。 しかしアービングは、デュラントがトレード要求した影響は、今はチームをポジティブに向かわせたと捉えている。『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者とのインタビューで、チームの輪を乱すのではなく、チームを良くさせることに一役買ったと見解を述べた。 「ケヴ(デュラント)がトレードを要求した時、僕たちは良くなったと思う。最初はそうじゃなかった。ただ、今の僕たちは、成功に必要な規律の下、より良くなったと心の底から言える。夏の(オフの)間やシーズン中に試練がなければ、今のように絆は深められていないだろう。ケヴは最も偉大な選手の1人。彼は僕を信じるだけでなく、自分自身のことも信じていると思う」 また、クリーブランド・キャバリアーズ時代に自身がトレードを希望したことに関しては、「僕の理解できないビジネス要素が(当時)あった。トレードを要求する時ではなかったと思う」と後悔の念を示しつつ、「ボストン(セルティックス)は最も歴史的なフランチャイズの1つだから、あそこで過ごせたことには感謝している」と語ったアービング。「NBAから入手できるすべてのハードウェアを手に入れるつもりだ」と、来年3月に31歳を迎えるなかで、さらなる成長を誓っていた。

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