フィラデルフィア・76ers（以下シクサーズ）は2022-23シーズン、開幕2連敗スタートとなった。そのなかで、昨シーズン途中に加入したジェームズ・ハーデンは平均30得点以上を叩き出しており、対戦チームの選手やヘッドコーチ（HC）も称賛している。 ハーデンは日本時間10月19日（現地18日）に行われたボストン・セルティックスとの開幕戦で35得点（フィールドゴール9/14、3ポイント5/9、フリースロー12/12）、8リバウンド、7アシストをマーク。117-126で敗れて迎えた10月21日（同20日）のミルウォーキー・バックス戦でも31得点（フィールドゴール13/24、3ポイント1/7、フリースロー4/4）、8リバウンド、9アシスト、2スティールと奮闘した。 昨季はハムストリングの怪我もあって本調子からはほど遠く、衰えを厳しく指摘されたハーデン。しかし、33歳となった今季は開幕からインパクトを残しており、88-90で競り負けたバックス戦でも、第4クォーター開始直後に13点差をつけられれたなか、同クォーターだけで16得点を叩き出し、一度は勝ち越しに成功した。 『USAトゥデー』のカイ・カーリン記者によれば、バックスのエースであるヤニス・アデトクンボは「彼は素晴らしい選手。本来のプレイができればまだ得点できるだろう」とハーデンに言及。マイク・ブーデンホルザーHCも「ハーデンはスペシャルな選手、スペシャルなスコアラーだ。彼のプレイは優れていた。両チームともフリースローを上手く獲得できなかった。彼が2ポイントのゴールに偏った分、敵地で勝利することができた」と語っていた。