元セルティックスのビル・ラッセルが逝去 現役時代に11度優勝

日本時間8月1日(現地7月31日)、かつてボストン・セルティックスでプレイした殿堂入りセンターのビル・ラッセルが逝去した。享年88歳。ラッセルのTwitterアカウントで家族により報告された。 ラッセルはサンフランシスコ大学で2度の全米制覇を成し遂げたあと、1956年にセルティックスに入団。13年のキャリアで12度NBAファイナルに出場し、11度の優勝を達成した。そのうち、1959年から1966年にかけては北米プロスポーツ史上最長となる8連覇を成し遂げている。 レギュラーシーズンMVPを5度受賞し、オールスターにも12度選出。キャリア通算では平均15.1点、22.5リバウンドをマークした。1試合最多リバウンドは51本を数え、12シーズンで1000リバウンド以上を記録。通算では歴代2位のリバウンド数(21620)を誇る。 1966年には北米プロスポーツ史上初めて黒人のヘッドコーチに就任。選手も兼任しつつ2度優勝している。そうした輝かしい功績を称えるべく、2009年にはNBAファイナルのMVPトロフィーは「ビル・ラッセル・NBAファイナルMVP賞」と名付けられた。 アダム・シルバー・コミッショナーは、「私はビルとの友情を大切にしていたし、彼が大統領自由勲章を受章したときは感激しました。私はよく彼を“バスケットボール界のベーブ・ルース”と呼んでいました。ビルは最高の勝者であり、最高のチームメイトでした」とメッセージを送っている。

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