日本時間5月9日(現地8日)、フィラデルフィア・76ers(以下シクサーズ)はマイアミ・ヒートとのプレイオフ・カンファレンス準決勝第4戦に116-108で勝利した。シクサーズはこれでシリーズを2勝2敗のイーブンに戻した。 連勝のキーマンはジェームズ・ハーデンと第3戦から復帰したジョエル・エンビードだ。ハーデンは接戦となった試合終盤に得点を量産。第4クォーターだけで16点を叩き出した。そしてエンビードは38分プレイして24点、11リバウンドのダブルダブルをマーク。2人の活躍もあり、チーム全体でもFG成功率54.4%、3ポイント成功率48.5%と高い数値を記録した。 しかしエンビードは、「自分たちのベストのバスケットボールができたとは思っていない」とコメント。ドック・リバースHC(ヘッドコーチ)も「このシリーズでまだジョエルのベストを見ていない」と、エンビードのさらなるステップアップもあると見ているようだった。 ヒートはジミー・バトラーが42分プレイしてゲームハイの40点を叩き出したものの、チーム全体で3ポイントを35本中7本しか決められず。さらに左ハムストリングを痛めているカイル・ラウリーは、フィールドゴールを10本中7本落とすなどシュートタッチを掴むのに苦戦。エリック・スポールストラHCは「戦士」とラウリーを称えるも、第5戦の出場については不透明とした。 第5戦は11日(同10日)にヒートの本拠地FTXアリーナで開催される。