「どこにも行くつもりはない」 ネッツのカイリー・アービングが自身の延長契約について言及

日本時間4月26日(現地25日)にバークレイズ・センターで行なわれたブルックリン・ネッツとボストン・セルティックスのプレイオフ1回戦第4戦は、116-112でセルティックスが勝利した。4勝目を挙げたセルティックスはスウィープでカンファレンス準決勝に進出。一方、開幕前には優勝候補にも挙げられていたネッツは1回戦で姿を消すこととなった。 この日45分プレイしたネッツのカイリー・アービングは、来季の契約がプレイヤーオプションとなっている。今季は新型コロナウイルスのワクチン未接種によりプレイできない時期もあったためか、試合終了後には今後の契約について質問が飛んだ。しかし本人は、「どこにも行くつもりはない」とネッツに留まる意思を示している。 「(敗退は)今後数年リーグの頂点に立つためのモチベーションとなった。(オフとなる)夏を楽しみにしているし、ここにいる仲間たちと一緒にチームを作り上げるだけさ」 なお、アービングはセルティックスに在籍していた当時、同様の質問をされた際に再契約を明言しておきながらネッツへ移籍したという前例があった。そのため記者からこのことを振り返りつつケビン・デュラントとの共闘について質問されると、「さっきの質問で答えたと思う」と返答。その上で、「ジョー(ツァイ・オーナー)とショーン(マークスGM)、そしてロッカールームや組織の中にいる家族のグループと一緒に、このフランチャイズを一緒にマネジメントしていくことが本当に必要だと思う」と、チーム一丸となって取り組む重要性を説いている。 「これは自分とケブ(デュラント)だけの問題ではない。自分たちはチームの土台ではあるけれど、ベン(シモンズ)や他に契約中の選手もいる。オフにはいくつか移籍があるだろうから、それについてしっかり話をして、自分たちが作っていくチームを意識しないと。そうしたプロセスを楽しんで、楽しくして、初日からチームとして、家族として動き出せるようにしなければならないと思う」 リーダーとしての覚悟を感じさせるこれらの言葉は、ネッツにおける自身の役割の重要性を感じている証拠だ。オフにネッツと長期の延長契約を結び、相棒デュラント、そして今季は出場機会のなかったシモンズとともに、ブルックリンに栄光をもたらすことができるか。

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