NBAのレギュラーシーズンも佳境を迎え、各賞の予想も熱を帯びてきた。MVPは混戦模様だが、ブルックリン・ネッツのケビン・デュラントはトップ3候補を挙げながら、予想の“本命”を明かしている。『NBC Sports Philadelphia』のダン・ローチェ記者が伝えた。 『NBA.com』の最新“MVP”査定では、昨季受賞者のニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)が1位。得点ランクトップの平均30.0得点を挙げているジョエル・エンビード(フィラデルフィア・76ers)と同2位の平均29.8得点を記録するヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)が2位タイ、成長著しい3年目のジャ・モラント(メンフィス・グリズリーズ)、万能戦士のルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)と続く。 そのなかで、2014年にMVPを受賞しているデュラントはMVPレースを「予想」している。 「ジョエル・エンビード、(シカゴ・ブルズの)デマー・デローザン、ジャ・モラントの3人。ヨキッチもそこに入るかもしれないけど、おそらくジョエルだろうね。高いレベルでプレイしている素晴らしい選手はたくさんいる。リーグはとても良い状況にあると思う」 デュラントはイースタン・カンファレンス3位(43勝26敗)につける76ersの大黒柱で、昨季もMVP投票で2位にランクインしたエンビードを“本命”に推した。 デュラント自身、リーグ4位に相当する平均29.4得点、7.2リバウンド、6.0アシストとハイアベレージを記録しているが、ハムストリングや左膝の故障で27試合を欠場した影響で、MVP候補とは目されていない。それに関しては、「フラストレーションは感じていない」という。 「MVPを獲るのがどういうことなのか、俺は経験している。選手としての自分を証明するわけではないし、俺は自分が何ができるかを知っている。ファンがリーグ最高の選手として認めてくれるのはいつだって素晴らしいことだけど、フラストレーションを感じたりはしない」 果たして、2021-22シーズンMVPの栄誉は誰の手に渡るのだろうか。