NBAは日本時間2月19日(現地18日)に「CLOROX」ライジングスターズが開催され、チーム・バリーが優勝するとともに、昨年ドラフト1位指名のケイド・カニングハム(デトロイト・ピストンズ)がMVPに輝いた。 今年のライジングスターズは、NBA1年目選手12名、2年目選手12名、NBA Gリーグ・イグナイトの選手4名からなる計28選手が、リーグ創設75周年記念チームのメンバーであるリック・バリー、ゲイリー・ペイトン、アイザイア・トーマス、ジェームズ・ウォージーによるドラフトで4チームに振り分けられ、3試合を行う新形式が採用された。 試合はいずれも「ファイナル・ターゲットスコア」(最終目標得点)制で開催。制限時間を設けることなく、リーグ創設75周年記念シーズンを祝い、「Race to 75」として、セミファイナルの第1試合と第2試合はどちらかのチームが50得点に到達するまで、チャンピオンシップ・ファイナルの第3試合はどちらかのチームが25得点に到達するまで行われた。 第1試合はチーム・アイザイアがチーム・ウォージーに50-49で勝利し、続く第2試合はチーム・バリーがチーム・ペイトンを50-48で退けた。第3試合はチーム・バリーが25-20でチーム・アイザイアを下して優勝した。 大会MVPに輝いたのは、チーム・バリーの一員としてプレイしたカニングハムだった。オクラホマ州立大出身の20歳は、2021年のドラフトでピストンズから全体1位指名を受けてNBA入り。今季は出場した44試合すべてスタメン起用で、ルーキートップの平均15.7得点、同6位の5.5リバウンド、同2位の5.2アシスト、同2位の1.3スティールを記録している。 セミファイナルのチーム・ペイトン戦で13得点(フィールドゴール5/10、3ポイント2/4、フリースロー1/1)、5リバウンド、6アシスト、1スティール、2ブロックを挙げると、チャンピオンシップ・ファイナルでも5得点(フィールドゴール2/3、3ポイント1/2)、2リバウンド、3アシスト、1スティール。終盤に貴重な3ポイントと、味方のフリースローを演出し、MVPの栄誉を手にした。『ESPN』のティム・ボンテンプス記者によれば、カニングハムは「素晴らしいチームメイト、素晴らしいコーチ、素晴らしい雰囲気……、楽しい時間を過ごせた」と話したという。 カニングハムはオールスター明けの後半戦で、さらにギアを上げたプレイを見せてくれるだろうか。