トレイシー・マグレディ、2002-03シーズンのMVPは自分が受賞すべきだったと主張もシャックは“ダンカン推し”

殿堂入り選手のトレイシー・マグレディは、2002-03シーズンに平均32.1得点を叩き出し、得点王とオールNBA1stチームに輝いた。同年のシーズンMVPはティム・ダンカン(元サンアントニオ・スパーズ)が受賞したが、マグレディは自身がふさわしかったと今でも考えているようだ。 “T-MAC”の愛称で親しまれたマグレディは、トロント・ラプターズ時代にはビンス・カーターとの共闘が注目を集めた。2000-01シーズンにオーランド・マジックへ移籍し、スコアラーとして完全開花。02-03シーズンに平均32.1得点、翌シーズンにも平均28.0得点を叩き出し、2年連続で得点王に輝いた。ヒューストン・ロケッツに移籍以降は怪我に苦しんだ、35秒間で13得点を挙げるなど、スコアラーとして一目置かれる存在だった。 2017年に殿堂入りしたマグレディは、シャキール・オニールのポッドキャスト『The Big Podcast with Shaq』に出演。2002-03シーズン、得点王に輝くとともにチームをプレイオフの第8シード(42勝40敗)に導く活躍だったことを振り返った際、シャックから「その年、誰がMVPを獲得した?」と尋ねられ、悔しさをにじませた。 「ティム・ダンカンだったと思う。スパーズはダンカンを外して考えても、素晴らしい選手がいるからプレイオフに進出し続けていた」 同年、平均23.3得点、12.9リバウンド、3.9アシストを記録したダンカンが962ポイントを獲得してMVPを受賞した一方、マグレディは427ポイントでダンカン、ケビン・ガーネット、コービー・ブライアントに続く4位だった。 当時、スパーズにはダンカンのほかにトニー・パーカー、マヌ・ジノビリがいて“ビッグ3”体制だったが、シャックはダンカンがいてこそのチームだったとマグレディの意見を退けている。 「スパーズの選手たちの大半はダンカンによって成功を収めた。彼はダブルダブルをマークし、ジノビリにキックアウトパスを出した。ダンカン不在でも勝ってはいたかもしれないが、プレイオフには出続けられなかっただろう。ダンカンがいなければ、同じ成功は収められない」 シャックの意見に、マグレディは「ジノビリとトニー・パーカー、2人のオールスターがチームにいるんだぜ」と苦笑いしていた。

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