ベン・シモンズらとのトレードでブルックリン・ネッツからフィラデルフィア・76ers(以下シクサーズ)に移籍したジェームズ・ハーデンが、入団会見を行なった。会見でハーデンは、「自分の仕事はチームが優勝するのを助けること」と語った。 これまで12シーズンのキャリアでMVP、3度の得点王、10度のオールスター選出など輝かしい実績を残してきたハーデンだが、優勝経験はない。今回新たに加わったシクサーズも1983年を最後に優勝から遠ざかっているが、MVP級の活躍を披露するジョエル・エンビードを中心に、上位を狙える布陣が揃っている。 ハーデンは、「長い間、チームにフィットするだろうって思っていた。一生に一度のチャンス」と、今回の移籍について語っている。また、リーグ最多の平均29.5点を挙げているエンビードとの共闘にも興奮しているようで、「ジョエルがどれだけ素晴らしいプレイをしているかは世界中のファンが知っている。彼の存在は驚異的だ。チームメイトを良くするという点では自分と同じように感じているし、チームには実力者が揃っている」と話した。 現在は左ハムストリングの負傷により欠場が続いており、リザーブで選出されていたオールスターも辞退するが、チームの練習には参加。シクサーとしてのデビュー戦は日本時間2月26日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦を予定しているという。 今季終了後にはプレイヤーオプションとなるハーデンだが、オプションを行使してチームに残ると宣言したハーデン。「NBAでも最高」と語るフィラデルフィアのファンに、優勝という栄誉をもたらすことはできるか。