ブルックリン・ネッツは、日本時間2月5日(現地4日)に行われたユタ・ジャズとのアウェーゲームに102-125で屈し、1月24日(同23日)のミネソタ・ティンバーウルブズ戦から泥沼の7連敗となった。新型コロナウイルスのワクチン接種問題で、敵地での試合のみ出場している“パートタイム・プレイヤー”のカイリー・アービングは、まだ焦るべき時ではないと呼びかけている。 ネッツは現在、大黒柱のケビン・デュラントが左膝の捻挫で欠場中。ジョー・ハリスが左足首の手術、ラマーカス・オルドリッジが左足首の捻挫で出場できず、ジャズ戦はジェームズ・ハーデンも左ハムストリングの張りでコートに立てなかった。 ビッグ3で1人だけ出場となったアービングは、フィールドゴール6/20とシュートタッチに苦しみ、15得点、6アシスト止まり。チームは一度もリードを奪えず、力なくジャズに23点差で敗れた。 『ESPN』のニック・フリーデル記者によれば、アービングはチームとして改善の余地があることを認めつつも、まだ冷静に対処できる時期だと主張したという。 「勝てないというのが、今俺たちが直面していることだ。勝って連敗を止め、連勝を始める必要があったが、まだシーズン終盤ではないし、パニックボタンを押す状況でもない。ただ、選手同士が攻撃でも守備でもまだお互いを知らないといけない。俺たちには試合に勝つ経験があると信じている」 クリーブランド・キャバリアーズ時代にリーグ下位から優勝まで、酸いも甘いも噛み分けた経験があるだけに、アービングはネガティブな状況でも前を向くべきだと話す。 「チャンピオンシップの習慣を浸透させるには時間がかかるから一喜一憂できない。俺はリーグ加入後の11年間、浮き沈みを経験してきた。俺1人だけでは無理だ。ラインナップの顔ぶれに関係なく、チームを信じないといけないし、ポジティブな姿勢を保ちたい」 アービングがホームゲームに出場できない状況は続き、デュラントの復帰時期も不透明な苦しい状況だが、ネッツとしてはこの苦境を耐え抜くしかない。