シカゴ・ブルズは今季33勝19敗でイースタン・カンファレンス首位に立ち、5年ぶりのプレイオフ進出も現実味を帯びている。その原動力となっているのが、ザック・ラビーンと新加入デマー・デローザンの攻撃デュオだ。『SLAM』の対談で、お互いについて語っている。 在籍5年目を迎えたラビーンは、リーグ13位の平均24.7得点、4.8リバウンド、4.3アシスト、3ポイント成功率39.7％をマーク。今季から加入したデローザンはエースを上回るリーグ5位の平均26.5得点、5.1リバウンド、5.1アシストを挙げ、好調なチームを支えている。 26歳のラビーンは、五輪金メダル、今季を含めてオールスター選出5回を誇る32歳のデローザンについて、「彼のような才能ある選手とプレイしたことがない」と語る。 対するデローザンも、ラビーンについて「彼は俺の年上だと思うくらい成熟している。自信に満ち溢れているし、素晴らしいクオリティーだ。才能がありすぎて、世間が追いついていないくらいだ」と称賛を惜しまない。さらに、ブルズがこれだけ早くケミストリーを構築できた要因についても分析している。 「みんなエゴがなく、お互いを尊重して勝ちたいと思っている。始動初日からみんなの心が一つだった。これだけ早く融合できると思っていたかと言ったら、嘘になる。ただ、まだまだ良くなるよ」 最終目標のチャンピオンシップ獲得に向けて、ラビーンとデローザンはまだまだギアを上げていく。