ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーはNBA13年目の今季、リーグ10位の平均25.8得点を挙げているが、波の激しいシーズンとなっている。『Sporting News』のカイル・アービング記者は、通算3ポイント成功数のNBA記録樹立後のスランプぶりにフォーカスしている。 昨季自身2度目の得点王(平均32.0得点)を獲得したカリーは、今季もエースとしてチームを力強く牽引。日本時間の昨年12月15日(現地14日)にマディソン・スクエア・ガーデンで行なわれたニューヨーク・ニックス戦では、名手レイ・アレンを抜いてリーグの3ポイント通算成功新記録を樹立した。 しかし、『The Athletic』のアンソニー・スレイター記者によれば、カリーは左手中指に負傷を抱えていることもあって、記録更新を境に成績を落としているという。アービング記者は、「なぜウォリアーズのスターは3ポイント記録を打ち立てたあとにスランプに?」との見出しで、データを紹介している。 ■記録更新前 26試合/平均27.0得点/フィールドゴール成功率43.2%/3ポイント成功率40.1% ■記録更新後 18試合/平均24.3得点/フィールドゴール成功率39.7%/3ポイント成功率33.8% 1月4日(同3日)のマイアミ・ヒート戦ではわずか9得点(フィールドゴール3/17、3ポイント1/10、フリースロー2/2)に終わり、1月は13試合に出場して月間平均21.2得点、フィールドゴール成功率37.6%、3ポイント成功率31.4%となっている。 指揮を執るスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は、「彼はステフ・カリー、どんなことでも可能だ」とエースに絶対の信頼を置いているが、リーグ最高勝率のフェニックス・サンズが再び調子を上げている今、カリーの復調が待たれるところだ。