カーメロ・アンソニーがファンからの人種差別発言に怒り「受け入れられない言葉だった」

ロサンゼルス・レイカーズは日本時間1月28日(現地27日)に敵地で行われたフィラデルフィア・76ers(以下シクサーズ)戦で87-105と敗れ、今季24勝25敗と再び勝率5割を下回った。ベテランのカーメロ・アンソニーは試合中にファンと口論になる場面があったが、人種差別発言を浴びていたという。『ESPN』のデイブ・マクメナミン記者が伝えた。 左膝の痛みを抱えるレブロン・ジェームズを欠いたレイカーズは最大22点差をつけられるなど、シクサーズに終始主導権を握られた。途中出場のアンソニーは9得点(フィールドゴール4/11、3ポイント1/4)にとどまったなか、第4クォーター残り7分1秒にコートサイドで観戦していたシクサーズファン2人に詰め寄り、口論となる場面があった。 審判が間に割って入り、セキュリティーが駆けつけてファン2人が退席したことで試合は再開されたが、アンソニーは試合後、「受け入れられない言葉」を投げかけられていたことを明かしている。 「ファンの野次、トラッシュトーク、ブーイングはいい。でも、一線を越えてきたら、1人の男として今日のように対応する」 シクサーズのファンは熱狂的で知られる一方、昨季プレイオフ1回戦でロッカールームに戻るラッセル・ウェストブルック(当時ワシントン・ウィザーズ/現レイカーズ)にポップコーンを投げつけて騒動となったことはまだ記憶に新しい。アンソニーも、物事には越えてはいけない一線があると主張する。 「我慢してプレイすることもあるし、野次の中で戦うのもゲームの醍醐味ではある。プロで20年近くやってきて、この街(フィラデルフィア)のファンがどういうタイプなのかも知っている。ただ、どんなスポーツイベントであっても、言ってはいけないことがある。これが道端を歩いている時で、肩がぶつかって同じことを言われたら、タダでは済まない」 人種差別発言が発端となっただけに、今後リーグやシクサーズも対応を求められることになりそうだ。

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