NBAオールスター2022の先発選手が日本時間1月28日(現地27日)に決定し、ゴールデンステイト・ウォリアーズのアンドリュー・ウィギンズがプロ8年目で初の球宴出場を掴んだ。本人も最初に知らされた時は、驚きを隠せなかったようだ。 2014年のドラフト全体1位指名でNBA入りしたウィギンズ。2年目には平均20得点をクリアするなど将来を嘱望されたがその後伸び悩み、ミネソタ・ティンバーウルブズのエースは1学年後輩のカール・アンソニー・タウンズに奪われた。 2020年2月にウォリアーズにトレードとなり、持ち前の攻守万能なプレイがチームスタイルとマッチ。所属3年目の今季は45試合に出場して平均18.1得点、4.2リバウンド、2.1アシスト、3ポイント成功率41.2%を記録している。 オールスターの先発選手はファン投票50%、選手とメディアの投票25%ずつを加重平均して選定。ウィギンズは、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)、ニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)に続き、ウェスタン・カンファレンスのフロントコートメンバーに名を連ねた。NBA8年目でこれが初のオールスター選出となる。 『NBA.com』のマーク・メディーナ記者によれば、ウィギンズは試合に向けて昼寝をしていたところ、ガールフレンドと娘から「あなたがスターターよ!!」と選出の一報を聞き、「夢を見ているかと思った」と感じたという。その後、チームのグループチャットでメッセージが殺到するなど、ウィギンズの携帯は鳴りっぱなしだった。 「スターターで初オールスター、気分がいいよ。新しいチャプターの準備はできていた」 このように話すウィギンズについて、クレイ・トンプソンは「彼のプレイがなければ、僕たちは今の順位にいない。優れた攻守万能な選手で、NBAでもベストなアスリートの1人。オールスターに値するよ」と高く評価している。 そのポテンシャルは折り紙付きだけに、オールスターの舞台でどのようなプレイを見せてくれるのか、大いに注目が集まる。