デンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチは、リーグ屈指の万能センターとして知られる。昨季、シーズンMVPに輝いたものの、チームを指揮するマイケル・マローンHC(ヘッドコーチ)は、まだ十分に評価されているとは感じていないようだ。『The Athletic』のサム・アミック記者が伝えた。 ヨキッチはNBA6年目の昨季、全72試合に出場して平均26.4得点、10.8リバウンド、8.3アシスト、フィールドゴール成功率56.6%の成績を残し、自身初、そしてドラフト2巡目指名選手としても史上初のシーズンMVPを受賞した。 今季も平均25.8得点(リーグ7位)、14.0リバウンド(同2位)、7.1アシスト(同11位)、ラッセル・ウェストブルック(8回)に次いで2位タイのトリプルダブル回数(6回)を記録している。しかし、毎試合トリプルダブルに近い数値を残しても、まだ過小評価されているとマローンHCは見解を述べる。 「真のバスケットボールファンならチームメイト全員をステップアップさせる能力、パサーとしてのIQ、スキルレベルを評価しないといけない。ニコラはファンがスタッツシートを見て、『凄い』と思うまで驚かせない形でプレイしている。彼が過去3年間、ナゲッツのためにしてきたことは、本当に信じられないレベルだ。彼が世間から本当の評価とリスペクトを受けることを私は望む。毎晩、一貫していることは注目に値するよ」 センターでありながらゲームメーカーも務める“ポイントセンター”として、ナゲッツをリードするヨキッチは、独自のスタイルで存在感を示している。