メンフィス・グリズリーズのジャ・モラントは、日本時間12月30日にホームで行われたロサンゼルス・レイカーズ戦で今季自己ベストの41得点を挙げ、104-99の勝利に導いた。元NBA選手で現在はアナリストとして人気を博すケンドリック・パーキンスは、22歳のヤングスターが、次のヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)になると見立てている。 2019年のドラフト全体2位指名でNBA入りしたモラントは、ルーキーイヤーに平均17.8得点、7.3アシストをマークして新人王を受賞。2年目の昨季は平均19.1得点、7.4アシストと成績を伸ばし、プレイオフも経験した。 迎えた今季、左膝の捻挫で12試合の欠場はあったものの、ここまでの平均24.5得点はカール・アンソニー・タウンズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)と同じリーグ11位相当。12月30日のレイカーズ戦では、40得点(フィールドゴール13/27、3ポイント6/7、フリースロー9/12)、10リバウンド、2アシスト、2ブロック、2スティールと攻守に大活躍を見せた。 3年目で大きな飛躍を遂げているモラントについて、2008年にボストン・セルティックスでリーグ優勝を経験しているアナリストのパーキンスは、『ESPN』の番組『First Take』でヤニス・アデトクンボを引き合いに出し、ポテンシャルの高さを称えた。 「世間は彼(モラント)がライジングスターだと言い続けている。彼はすでにそのレベルに達している。個人的には、NBAで次のヤニス(アデトクンボ)になると思う。彼は若きスーパースターだ。全額を賭けるなら、ジャ・モラントがスモールマーケットのフランチャイズをタイトルに導く、に投じる」 グリズリーズは現在、ウェスタン・カンファレンス4位(22勝14敗)につけており、モランドを中心にどこまで高みに到達できるのか、注目が集まる。