ロサンゼルス・レイカーズは日本時間12月29日(現地28日)、敵地でのヒューストン・ロケッツ戦を132-123で制し、連敗を5でストップした。この試合で話題を呼んだのが、ジェームズのセンター起用だった。 レイカーズはインサイドの要であるアンソニー・デイビスが、左膝の内側側副靭帯の捻挫で最低4週間の離脱。ビッグマンのドワイト・ハワードとディアンドレ・ジョーダンも、今季は低空飛行が続いている。 12月18日(同17日)のミネソタ・ティンバーウルブズ戦から5連敗を喫していたなか、『ESPN』のデイブ・マクメナミン記者によれば、レイカーズのデイビッド・フィズデイル・アシスタントコーチがフランク・ボーゲル・ヘッドコーチに「今夜が彼(レブロン)を5番(センター)で使ってみる時だと思う」と進言したという。 レイカーズはラッセル・ウェストブルック、エイブリー・ブラッドリー、マリーク・モンク、スタンリー・ジョンソン、ジェームズのスターティング5でスタート。NBA通算1333試合目で初のセンターを務めたジェームズは、32得点、11リバウンド、11アシストとシーズン3回目のトリプルダブルでチームを勝利に導いた。 5試合連続で30得点以上は、35歳以上ではNBA史上初。さらにジェームズは、史上3人目の通算3万6000得点にも到達した。19年間のプロキャリアだけでなく、バスケットボール人生で初のセンターについて、「俺は痩せ細った子供で、決して大きな選手ではなく、センターのポジションではなかった。ウイングやボールを扱うことが多かった」と語りつつ、「5つのポジションでプレイできることを誇りに思う。今は本当にいい攻撃の状態にある」と胸を張った。 ロケッツ戦では、アンソニーもセンターに入る時間があり、「これはゲームの進化だ。俺はペリメーターで5番のプレイをしている。適応し、調整し、いい状態をキープしないといけない。そうしないと取り残される」とコメント。今後、レイカーズのスモールラインナップからも目が離せない。