イースタン・カンファレンス4位(14勝9敗)につけるワシントン・ウィザーズは、日本時間12月6日(現地5日)からアウェー3連戦を迎える。ウェス・アンセルドJr.ヘッドコーチは、復帰を目指す八村塁を帯同させないことを明言した。 NBA3年目を迎えた八村は個人的な理由により開幕前のトレーニングキャンプを欠席し、レギュラーシーズン開幕後も欠場中。一時は体重が落ちていると報道されるなどコンディションが不安視されたが、チーム傘下のGリーグチーム・キャピタルシティ・ゴーゴーでの練習参加を経て、現在はウィザーズで個人メニューを中心に調整を行っている。 ウィザーズは12月6日にトロント・ラプターズ、翌7日にインディアナ・ペイサーズ、中1日の9日にデトロイト・ピストンズとアウェーで対戦する。アンセルドJr.ヘッドコーチは、調整を最優先して八村をこの遠征に帯同させないプランを明らかにした。 「(八村は)帯同しない。4日で3試合の日程で明日の試合は(現地時間)18時開始だからシュートアラウンド(試合日の午前練習)がない。明日は(試合前に)ホテルの宴会場でウォークスルーをするのみだ。コート上で練習する機会がない。ウェイトトレーニングの充実した施設もない。バック・トゥ・バック(2日連続での試合)もシュートアラウンドがない。その日もウォークスルーのみだ。そして遠征の3日目は休み。彼が調整に必要な練習機会と施設が足りない。帯同させるよりも(ワシントンDCに残ってもらうほうが)メリットがあると感じた」 ワシントンDCに残って練習し、5対5への移行も見据えつつも、アンセルドJr.ヘッドコーチは慎重な姿勢を崩していない。 「今はまだ1対1、2対2などに限定する。少しずつ(メニューを)増やしていくが、まだ5対5には早すぎる」 八村がウィザーズの一員として公式戦のコートに立つには、もう少し時間がかかりそうだ。