第6回MVPレース、トップ5の顔ぶれに変動なしも2年目のラメロ・ボールが上位10人に肉薄

NBAの2021-22シーズンは第7週に突入。『NBA.com』のマイケル・C・ライト記者は、毎年恒例となっている“MVP査定”第6回版を発表し、トップ5の顔ぶれに変動がなかったなかで、シャーロット・ホーネッツのラメロ・ボールがトップ10に急接近している。 3週連続1位に立ったのは、ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーだ。平均得点リーグ2位(27.8)、3ポイント成功数1位(108本)、フリースロー成功率1位(94.3%)と好調なチームを牽引し、通算3ポイント成功数のNBA記録更新も時間の問題となっている。 2位はブルックリン・ネッツのケビン・デュラント。平均フィールドゴール試投数リーグ10位(19.2本)で得点ランク1位(28.6)と効率の良さを示している。ただ、平均35.8分出場は2015-16シーズン以来で最も長く、負担の大きさは懸念材料だろう。 3位はミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボが1つ順位を上げ、戦列復帰したばかりのデンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチが4位に後退。破竹の18連勝を飾ったフェニックス・サンズのクリス・ポールが、5位をキープしている。 6位にジミー・バトラー(マイアミ・ヒート)、7位にデマー・デローザン(シカゴ・ブルズ)、8位にザック・ラビーン(シカゴ・ブルズ)、9位にトレイ・ヤング(アトランタ・ホークス)、10位にルディ・ゴベア(ユタ・ジャズ)がランクイン。そして、トップ10の“次点グループ”として、ボール、デビン・ブッカー(フェニックス・サンズ)、ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)、ジェームズ・ハーデン(ブルックリン・ネッツ)、ジャ・モラント(メンフィス・グリズリーズ)が名を連ねた。 昨季新人王に輝いた2年目のボールは、全24試合に出場して平均20.0得点、7.7リバウンド、8.3アシスト(リーグ7位)、1.9スティール(同7位)をマーク。日本時間12月2日(現地1日)のバックス戦では36得点、3ポイント成功8本と自己ベストを更新した。 ホーネッツのジェームズ・ボレゴHC(ヘッドコーチ)は、「エリートチームであるNBAチャンピオンに対して恐れを知らないのは素晴らしい。今見ていることは氷山の一角に過ぎない。彼には明るい未来がある。5年後のメロ(ボール)を想像できるかい? 彼は特別だ。現時点で私が予想していたよりもはるかに進歩している」と手放しで称賛している。

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