ブルックリン・ネッツは日本時間11月13日(現地12日)に敵地で行われたニューオーリンズ・ペリカンズ戦を120-112で制し、今季9勝目を挙げた。今季初の30得点超えを果たしたジェームズ・ハーデンは、復調に手ごたえを感じているようだ。 ファウルのルール改正もあり、シュート成功率の低下やフリースロー数の激減が顕著だったハーデン。ペリカンズ戦ではエースのケビン・デュラント(28得点)を上回る今季自己ベストの39得点(フィールドゴール11/18、3ポイント6/10、フリースロー11/15)、12アシストをマークし、力強く攻撃を牽引した。 『ESPN』のオーム・ヤンミスク記者によれば、ハーデンはシーズンMVPに輝いた2017-18シーズンのパフォーマンスレベルに戻りつつあるとの感触を得ているようで、「俺はそこにたどり着いた」と語ったという。 「それほど時間はかからなかった。これは世界で最も才能がある選手たちが集まるNBAの話。だから、俺が戦って結果を残すのは簡単じゃない。とてつもない努力が必要だ」 デュラントは相棒のハーデンについて、「彼は試合を通して攻撃的だった。素晴らしかった」と称賛した。新型コロナウイルスのワクチン未接種でカイリー・アービング不在が続くなかで、ネッツはやはりデュラントとハーデンの出来に懸かっている。共存に関しても問題はないと、ハーデンは自信を覗かせる。 「俺たちはただプレイしているだけ。アンセルフィッシュで、多才な2人だ。ケビンは効率の良いスコアラーで、パサーでもある。彼を守るのは難しいし、俺たちが自分の仕事をしている時は、俺を守るのも難しい」 悲願のリーグ優勝に向けて、ハーデンは静かに、そして着実にギアを上げていきそうだ。