ブルックリン・ネッツのカイリー・アービングが、新型コロナウイルスのワクチン未接種によりブルックリンでのチーム練習に2日連続で参加できなかったと報じられている。そんななか、チームメイトのケビン・デュラントは不安を明かしつつもアービングの判断を尊重すると語った。『ESPN』のオーム・ヤンミスク記者が報じている。 日本時間10月7日(現地6日)の練習後、デュラントはメディアに対して、デュラントは、「彼は今、個人的なことに取り組んでいる。彼がそれに対処している間、僕たちはこのジムで自分たちのやるべきことに集中し、仕事に取り組み続けるつもりだ」と語った。 また、「彼は特別な選手なので、彼がもたらす要素を再現するのは難しいと思う。でも、プロスポーツは“ネクストマン”のメンタリティが大切だから、みんながステップアップして、できる限りその役割を果たしてくれることを期待しているよ」と、アービング不在の影響を認めつつ、代わりにステップアップする選手の登場に期待を寄せた。 アービングにワクチン接種の意思があるか否かは不透明なままで、ネッツは今季アービングを“パートタイム・プレイヤー”として受け入れるか否かも決めていないという。一方で、アービングはワクチン接種に抵抗し続けているとの情報もあり、ネッツは当面の間、ホームでの練習や試合でアービングが不在という状況が生じる可能性に備えているとの報道もある。 かつて、ニューヨークのワクチン接種義務について楽観視していたスティーブ・ナッシュHC(ヘッドコーチ)も、全員が開幕を無事に迎えられるか改めて問われると、「分からない。今のところそうではない。何かを推測したいとは思わない」と歯切れの悪い回答に終始している。 ネッツは9日(同8日)にミルウォーキー・バックス戦、15日(同14日)にミネソタ・ティンバーウルブズ戦と、開幕までに2度プレシーズンでのホームゲームが予定されている。 「彼は特別な選手。このグループの一員になってもらいたい」と早期合流を願うデュラントだが、アービングの意思を尊重する姿勢を見せている。 「これは彼の決断であり、彼の選択であり、僕たちはそれを尊重している。こんなことを彼に話すのは気が進まないね。僕はただここでサポートし、チームのリーダーの一人として自分の仕事をするだけだ」