ロサンゼルス・クリッパーズのカワイ・レナードは、今年7月に部分断裂していた右ひざ前十字靭帯の修復手術を受け、復帰時期は未定となっている。果たして新シーズンにプレイできるのか、懸念も強まるなかで、バスケットボール部門社長を務めるローレンス・フランクは明言を回避している。 2019年夏に無制限FA(フリーエージェント)で加入したレナードは、ポール・ジョージとともに2枚看板を形成。19-20シーズンにキャリアハイの平均27.1得点を挙げると、昨季は平均24.8得点、6.5リバウンド、5.2アシスト、フィールドゴール成功率51.2%の成績でウェスタン・カンファレンス第4シード(47勝25敗)獲得に貢献した。 しかし、ユタ・ジャズと激突したプレイオフ・カンファレンス準決勝第4戦で右ひざを負傷。チームは球団創設51年目にして初のカンファレンス決勝まで駒を進めた一方、レナードは最後までコートには戻れず、NBAファイナルにも手が届かなかった。 日本時間7月14日(現地13日)に部分断裂していた右ひざ前十字靭帯の修復手術を受け、完治まで最低3カ月はかかると見られている。『ESPN』のオーム・ヤンミスク記者によれば、レナードが新シーズンにプレイできると見込んでいるか、と問われたローレンス・フランクのコメントを伝えている。 「重要なリハビリの最中だ。現時点で、いつACL(前十字靭帯)損傷からの回復が完了するのか誰にも分からない。彼は素晴らしいスタッフたちと綿密なプランを立てている。我々はドクターが正しいタイミングだと伝えた時に、彼を戻すだけだ」 レナードが開幕から大幅に出遅れる、あるいは万が一シーズンでプレイないとなればクリッパーズにとっては大打撃だけに、チームとしても回復状況は気になるところだ。