今オフの移籍マーケットで“主役”となったのは、ロサンゼルス・レイカーズとブルックリン・ネッツだろう。両チームとも積極的な補強を敢行し、元々タレント揃いだったロスターをさらにグレードアップすることに成功した。 そんな両チームのいずれかを来シーズンの優勝候補に挙げる声は少なくない。元NBA選手で現在は『ESPN』で解説を務めるジェイレン・ローズは、レイカーズに分があると考えているようだ。ポッドキャスト番組『Jalen & Jacoby』で、その理由を語っている。 「マリーク・モンク、ケンドリック・ナンという若い2人が、3ポイントシュートを40%の確率で沈める。ラッセル・ウェストブルックは昨季、ウィザーズでシーズン・トリプルダブルを達成した。私の見立てでは、レイカーズが明らかにバスケットボールのベストチームだと思う。彼らが健康であれば、レブロン・ジェームズは来季もリングを手にするだろう」 レイカーズは今オフだけで、ウェストブルック、ラジョン・ロンド、ドワイト・ハワード、ウェイン・エリントン、ナン、モンク、トレバー・アリーザ、カーメロ・アンソニー、ケント・ベイズモアと、主力級の選手を多数加えている。ジェームズとアンソニー・デイビスのサポーティングキャストとしては非常に豪華な顔触れだが、ローズが指摘する通り一番の懸念は怪我だろう。昨季もジェームズやアンソニー・デイビスの故障に悩まされ、プレイオフでは1回戦でフェニックス・サンズに敗れている。 怪我は予想できないアクシデントのため、全員が健康体でシーズンを乗り切るというのは現実的ではないが、これだけの人材が揃っていればうまくカバーすることもできるはず。ローズの予想通り、レイカーズは通算18度目の優勝を成し遂げるのだろうか。