「すべて順調だ」マイケル・ポーターJr.がナゲッツとの延長契約交渉に自信

キャリア2年目の昨季、デンバー・ナゲッツのマイケル・ポーターJr.はレギュラーシーズンで平均19.0点、7.3リバウンドをマークして、チームに不可欠な存在であることを示した。ナゲッツの生え抜き選手として、二コラ・ヨキッチ、ジャマール・マレーとともに今後さらなる飛躍も期待される。 なお、NBAでプレイしたのは2年だが2018年のドラフトでNBA入りしているため(1年目は腰の手術で全休)、今オフには延長契約を結ぶことができる。同期のルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)やトレイ・ヤング(アトランタ・ホークス)、シェイ・ギルジャス・アレクサンダー(オクラホマシティ・サンダー)らは、オフの間に大型契約を手にした。そんな仲間たちに続けと、ポーターJr.も大型契約獲得に自信を覗かせている。『デンバー・ポスト』のマイク・シンガー記者がポーターJr.の言葉を伝えている。 「すべて素晴らしい方向に向かっている。何も決まっていないけど、すべてが順調に進んでいるんだ」 しかし、ナゲッツが現時点で契約を与えていないのは、先述したようにポーターJr.の過去の故障歴をリスクとして捉えているためだ。さらにマレーとも高額契約を結んでいる上に、来年にはヨキッチがスーパーMAX契約を結ぶ権利が生じる。アーロン・ゴードンも来年オフにFAとなり、他の主力選手とも安くない金額で複数年契約を結んでいる。ナゲッツのフロントは比較的、総年俸総額を抑えようとするチームであることも、同期の3人より延長契約締結が遅れている理由のひとつだろう。 ポーターJr.はギルジャス・アレクサンダーと同等の契約(5年1億7200万ドル)を結ぶことができるが、もし今オフ中に延長契約がまとまらなかった場合は来年に制限付きFAとなる。ポーターJr.が確実に戦力となれる人材である一方で、他の選手の契約も鑑みる必要がある。ナゲッツのフロントはどのような判断を下すのだろうか。

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