『ESPN』がNBAのスカウトやエグゼクティブ計10人を対象にアンケートを実施した。質問項目は、2021-22シーズンのベストプレイヤーは誰か、今オフの最高or最低の移籍はどれか、今オフ最も驚いた移籍はどれか、なぜ最近はタンキングをするチームが少ないのか、両カンファレンスのファイナリストと優勝チームはどこか、というものだった。 このなかで来季のベストプレイヤーは、ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)とケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)がそれぞれ5票ずつ投じられていた。この結果にツイッターで反応を示したのが、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)だ。近年のケガや今年12月に37歳となる年齢を理由に票を得られなかったというキングは、「ありがとう!」と投稿している。 無論、素直に喜んでいるわけではないだろう。こうした評価を覆すための、新たな発奮材料として捉えているはずだ。来季19年目を迎えるジェームズだが、今なおトップクラスの実力を有しているのは誰もが認めるところ。また、ジェームズがレイカーズに入団するもプレイオフ進出を逃した2019年に行なった同じ調査では今回と同じく0票だったが、翌2019-20シーズンはチームを頂点に導いている。 今オフ、レイカーズはラッセル・ウェストブルックやドワイト・ハワードなど、積極的な補強を行なっている。誰がベストかを証明するべく、ジェームズは新シーズンに向けてさらにやる気をみなぎらせているに違いない。 ベストプレイヤー以外のアンケート結果は以下の通り。 ■最も良かった今オフの移籍は? 1位 カイル・ラウリー(ラプターズ→ヒート):5票 2位 ジェイレン・サッグス(ゴンザガ大→マジック):2票 3位 ラッセル・ウェストブルックの放出(ウィザーズ):1票 ― シカゴ・ブルズの補強:1票 ― パティ・ミルズ(スパーズ→ネッツ):1票 ■最も悪かった今オフの移籍は? 1位 デマー・デローザン(スパーズ→ブルズ):3票 ― ペリカンズの補強:3票 3位 レイカーズのラッセル・ウェストブルック獲得:2票 4位 ダグ・マクダーモット(ペイサーズ→スパーズ):1票 ― ジェフ・グリーンとの再契約を見送ったネッツ:1票 ■最も驚いた今オフの移籍は? 1位 デニス・シュルーダー(レイカーズ→セルティックス):3票 2位 ケンバ・ウォーカーのバイアウト→ニックス契約:2票 3位 ブレイザーズの動き:1票 ― マーベリックスの動き:1票 ― パティ・ミルズ(スパーズ→ネッツ):1票 ― ラッセル・ウェストブルック(ウィザーズ→レイカーズ):1票 ― サンズのクリス・ポールの再契約:1票 ■なぜタンキングするチームが少なくなったか? 1位 ドラフトロッタリーのオッズ平均化:3票 ― 最近のプレイオフは小都市のチームも成功を収められている:3票 3位 プレイイン・トーナメントがあるから:2票 ― フロントオフィスの入れ替わりが少なくなった:2票 ■2021-22シーズンのファイナリストと優勝予想 イースト 1位 ネッツ:7票 2位 バックス:2票 3位 ヒート:1票 ウェスト 1位 レイカーズ:5票 2位 ウォリアーズ:2票 ― ジャズ:2票 4位 ナゲッツ:1票 優勝 1位 ネッツ:6票 2位 レイカーズ:2票 3位 バックス:1票 ― ヒート:1票