オクラホマシティ・サンダーは日本時間7月31日(現地30日)、ユタ・ジャズからデリック・フェイバーズと将来のドラフト1巡目指名権をトレードで獲得した。代わりに金銭と2027年のドラフト2巡目指名権を放出すると、サム・プレスティGM(ゼネラルマネージャー)が正式発表している。 2010年のドラフト全体3位指名でNBA入りしたフェイバーズは、ニュージャージー・ネッツ(現ブルックリン・ネッツ)を経て、2011年2月にジャズへ。計8年半を過ごし、15-16シーズンには62試合に出場して自己ベストの平均16.4得点、8.1リバウンドの成績を残した。 19年7月にニューオーリンズ・ペリカンズへトレードされたが、1年後に完全FA(フリーエージェント)でジャズに帰還。20-21シーズンは、主にルディ・ゴベアのバックアップとして68試合すべてベンチスタートからコートに立ち、平均5.4得点、5.5リバウンド、フィールドゴール成功率63.8%を記録した。 『ESPN』のフロントオフィス・インサイダーを務めるボビー・マークス記者によれば、今回のトレードにより、フェイバーズを放出したジャズはラグジュアリータックスを1300万ドル(約14億3000万円)下回るという。完全FAのマイク・コンリーと再契約した場合はラグジュアリータックスを超える可能性は残るが、追徴課税額の負担は小さくなる。 サンダーの発表によれば、ジャズに渡った27年のドラフト2巡目指名権は、自分たちが持つ4つのドラフト2巡目指名権の中で、最も条件の悪いものだという。