クリーブランド・キャバリアーズのケビン・ラブは、チームの最年長選手であり最古参だが、迎えるオフシーズン中にバイアウトに応じる可能性があるという。 コリン・セクストン、ダリアス・ガーランドなどの有望選手を擁し、今年のドラフトでは全体3位の指名権を保有するキャバリアーズ。再建を進めるチームと、勝利を求めるラブとは進む方向が違うため放出の可能性が報道されている。 その上でバイアウトとなった場合は、ゴールデンステイト・ウォリアーズが獲得に興味を示すだろうと『サンフランシスコ・クロニクル』のラスティー・シモンズ記者が伝えている。 「ウォリアーズはケビン・ラブを獲得するというアイディアに関心があるようだ。リーグ内では、ラブがバイアウトをチームに交渉し、最低年棒でコンテンダーに加入するだろうという見方が強まっている。そしてその一つの選択肢がウォリアーズだ」 キャリア通算で平均18.0得点、11.0リバウンド、3ポイント成功率37.0%を記録するラブだが、近年は怪我に悩まされることが多くなっている。今季も右ふくらはぎの負傷で25試合の出場にとどまり、平均12.2得点、7.4リバウンドと成績がダウン。さらに同箇所の故障が回復せず、アメリカ代表として参戦予定だった東京オリンピックも辞退している。 怪我の不安が残る32歳のビッグマンをトレードで放出することは極めて難しいが、バイアウトとなればウォリアーズ以外にも関心を示すチームは現れることが予想される。NBA14年目となる来季、果たしてラブはどのチームでプレイすることになるのだろうか。