「地元の富山県のおいしいグルメで商品を作って、日本中に広めてもらいたいです!」八村塁をフィーチャーしたカップヌードル、開発の裏側とは【担当者インタビュー】

7月12日(月)、ワシントン・ウィザーズの八村塁がパッケージにプリントされた「カップヌードル 氷見カレー ビッグ」が全国一斉発売された。コンビニやスーパーに駆け込み、ゲットしたというNBAファンは少なくないだろう。 八村の出身地である富山のグルメ「氷見カレー」をフィーチャーするだけでなく、八村の背番号にちなんで、実写とイラストを含めた合計8人の八村がデザインされていたり、ボールをあしらった「特製氷見産煮干しパウダー」の小袋など、随所に八村のエッセンスが散りばめられているのが特徴だ。そしてこの一品は、「僕の商品つくって欲しいな」という八村の一言で開発がスタートしたという。 その一言から商品化までの背景を、日清食品株式会社 マーケティング部第1グループの羽田寛毅さんに聞いた。※画像提供:日清食品

「地元の富山県の素晴らしいグルメを再現できた」

――「カップヌードル 氷見カレー ビッグ」は八村選手の「僕の商品つくって欲しいな」の一言で開発が決まったとのことですが、どのような状況でその話になったのでしょうか? 羽田さん:日清食品株式会社は、八村塁選手とスポンサーシップ契約を結んでいることもあり、八村選手が弊社にお越しいただく機会がありました。その際、八村選手とは色々なお話をさせていただいたのですが、ご自身をフィーチャーしたカップヌードルがあったら嬉しいとのご要望がありましたので、すぐに商品開発に取り掛かりました。『氷見産の煮干しを使用する』という「氷見カレー」の定義に則って、煮干しの風味を最大限生かすため、試行錯誤を繰り返しました。その結果、最終的には氷見カレー学会の公認をいただくまでに仕上げることができました。日清食品の自信作ですので、みなさまにも是非お召し上がりいただきたいです。 ――完成までに八村選手からはどんなフィードバックがありましたか? 羽田さん:八村選手からは「僕の地元・富山県のおいしいグルメで商品を作って、日本中に広めてもらいたいです! 美味しく作って下さい!」という言葉をもらいました。また、完成後には「すごく美味しくて、氷見カレーの魅力を表現できていると思います」とも言っていただけました。 ――今回、富山の「氷見カレー」がフィーチャーされています。数ある富山グルメがあるなかで、「氷見カレー」を選んだ理由を教えてください。 羽田さん:八村選手の地元・富山県のグルメの中からメニューを検討しました。様々な候補の中から、八村選手とも相談のうえで「氷見カレー」に決定しました。

SNSで話題のCMは、チューリップテレビの天気予報「ヨーデルの女」に着想を得て制作されたという

■CMの動画はこちら「富山のスター 八村塁 篇」

「応援するために買った」との声も

――6月末の情報解禁、並びに7月の発売以降、いろいろな反応があったと思いますが、バスケファン、八村選手をよく知らない方など、どのような声がありましたか? 羽田さん:テレビや新聞などメディアで多数お取り上げいただいたこともあり、バスケファン以外の方にも広く認知され、多くの反響がありました。SNS上には「美味しい」、パッケージに載っている八村選手を見て「応援するために買った」など、ありがたいコメントをたくさんいただいております。 ――先日、ツイッターで公開されたCMもSNS上でとても話題になっています。 羽田さん:全国的にはあまり知られていない「氷見カレー」の魅力をどう伝えるか、という観点で注目したのが、全国的に話題となっていた富山の放送局「チューリップテレビ」の天気予報「ヨーデルの女」でした。ヨーデルにのせて「氷見カレー」の特徴を歌にし、八村選手が登場するコミカルなアニメーションと組み合わせることで、商品の魅力をうまく伝えられるのではないかと考え制作しました。動画公開直後からたくさんの良い反応をいただくことができ、非常に嬉しく思っています。 ――日清食品は2年前から八村選手とグローバルスポンサーシップ契約を結んでいます。八村選手とともに、今後どのようなメッセージを消費者に伝えていきたいと考えていますか? 羽田さん:日清食品グループは、創業者の安藤百福が掲げた「食とスポーツは健康を支える両輪である」という理念のもと、さまざまなスポーツ活動を支援してきました。アメリカのプロバスケリーグであるNBAは、名実ともにトップ選手らが日々しのぎを削る世界最高峰の舞台です。そこで活躍する八村選手の姿は日本中に勇気を与え、多くのファンやサポーターに支持されています。弊社は八村選手との協業を通じ、HUNGRYに挑戦を続ける熱気あるファン、サポーターを応援したいと考えています 。

「僕の商品つくって欲しいな」という八村の一言から開発がスタートした商品で、氷見産煮干しをきかせた和風だしがポイント。氷見カレーは八村の出身地である富山県のB級ご当地カレーで、「富山県氷見産の煮干しを必ず使うこと」が条件となっている。希望小売価格は税別220円。

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