ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)が、東京オリンピックに出場するアメリカ代表で背番号10を着用するという。代表の10番と言えば、コービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)が長らく愛用した番号だ。2008年の北京と2012年のロンドンでも10番を身にまとい、チームを頂点に導いている。 自身の憧れであるブライアントと同じ番号を背負うことについて、身が引き締まる思いでいるというテイタムの言葉を『AP通信』がレポートしている。 「彼を失ってから初めてのオリンピックなだけに、(10番を着用することは)価値がある。軽い気持ちじゃ着られないよ」 テイタムはセルティックスで0番を着用しているが、15歳だった2013年にU16の代表に選出された際、10番を着用していた。また、2年前に中国で行なわれたFIBAワールドカップでも10番のジャージーを身にまとっている。 12歳の頃からテイタムの知り合いで、今回同じくアメリカ代表に選出されているバム・アデバヨ(マイアミ・ヒート)は、「嬉しいよ。彼が自身のアイドルの番号を代表することになったんだから。彼が10番を身に着けた時、マンバ・メンタリティを発揮するだろう」とコメントしている。 アメリカ代表を指揮するグレッグ・ポポビッチHC(サンアントニオ・スパーズ)も、2年前のワールドカップと比べてテイタムが成長していると感じてるようだ。 「より自信をつけて、スキルも上達させた。より攻撃的になったし、試合を支配できることを分かっているはずだ」 ワールドカップでは左足の捻挫で途中離脱を強いられたテイタムだが、自身初のオリンピックでは母国に金メダルをもたらすことができるか。