ゴールデンステイト・ウォリアーズのスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)が、かつてコーチしたブルックリン・ネッツのケビン・デュラントを、史上最高の選手との呼び声高いマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)と比較した。 アメリカ代表でアシスタントコーチを務めるカーHCは、東京五輪への参戦が報じられているデュラントと今夏再び共闘することになる。「また彼をコーチできるのが楽しみ」と語ったカーHCは、デュラントの才能はジョーダン以上であると称賛した。『NBC Sports Bay Area』のダルトン・ジョンソン記者が報じている。 「彼は地球上で最も才能豊かなバスケットボール選手だと証明した。もしかしたら史上最高かもしれない。(ジョーダンより)才能に恵まれていると思うよ。ケビンは特別だ。身長211cm(公表208.3cm)だけどガードのスキルを持ち、3ポイントのレンジも無限に広い。ショットブロックもできるし、驚異だね。今季彼を見ているのは本当に楽しかった」 カーHCは現役時代にブルズでジョーダンとともにプレイし、96〜98年にかけて3連覇を達成。“神様”とも称されるジョーダンのプレイを目の前で体験したが、生まれ持った才能に関してはデュラントが上かもしれないとした。 デュラントは今プレイオフで平均34.3得点、9.3リバウンド、4.4アシスト、1.5スティール、1.6ブロック、FG成功率51.4%、3ポイント成功率40.2%を記録。ミルウォーキー・バックスと対戦したカンファレンス準決勝でチームは敗退したが、シリーズ第5戦では49得点、17リバウンド、10アシストのトリプルダブル、第7戦でも48得点と圧巻のパフォーマンスを披露した。 キャリア通算の平均得点で歴代トップ(30.12)に立つジョーダンに対し、デュラントは5位(27.02)。東京五輪では史上屈指のスコアラーのプレイに注目だ。